血圧が気になる方へ ~減塩で見直した食習慣の話~
こんにちは。
今日は、日々の栄養指導の中で
「やっぱり食事って大事なんだなぁ」と改めて感じた出来事を、ひとつお話させてください。
今年の1月頃、
クリニックで栄養指導を受けてくださった高齢の女性の患者様がいらっしゃいました。
診察を担当された先生が、
「まだ薬を飲む段階ではなさそうなので、まずは食事の話を聞いてみませんか?」
という形で、栄養指導につないでくださった方です。
まずは「減塩」から
先生からのご依頼は、
「減塩について」お伝えする事でした。
その患者様のお話を伺ってみると、
その方は練り製品がお好きで、
ちくわやかまぼこを日常的によく食べておられました。
実は身近な食品にも塩分は多い
実は、こうした練り製品には意外と塩分が多く含まれているものもあります。
例えば、
一般的なサイズのちくわ1本で、
塩分が0.5~1g近く含まれている商品もあります。
また、調味料にも注意が必要です。
濃口しょうゆ大さじ1杯に含まれる塩分は約2.6g。
栄養指導では1日の塩分摂取量は6g未満を目指しましょうとお伝えしているので、1日3食食べるとすると1食あたり2g以下が目安。
だから、少ない塩分量でもおいしいと感じる調理の工夫や、食材の選び方を知っておくことがおすすめ。
一方で、ポン酢しょうゆは同じ大さじ1杯でも約1.4gほど。
だから例えば、
ほうれん草のおひたしを作る時に、
しょうゆをポン酢に変えるだけでも、塩分量をかなり減らすことができます。
無理なく続けられることを一緒に考える
栄養指導では主に、
・練り製品を食べる量や頻度を少し見直すこと
・調味料を工夫してみること
・散歩などの軽い運動を続けること(この方はもともと散歩をする習慣をお持ちだったので)
など、
その方の日常の中で無理なく続けられそうなことを、一緒に整理していきました。
数ヶ月後、うれしい変化が
そして数ヶ月後。
再度受診された際、
以前より血圧が下がっていたそうで、
主治医の先生がそのことを教えてくださいました。
もちろん、
血圧や体調の変化には個人差があります。
でも、
毎日の食事を少し意識することや、
できることをコツコツ続けることには、やはり意味があるのだなぁと、
改めて感じた出来事でした。
小さな積み重ねの大切さ
何より、
この患者様がご自身の生活の中で無理なく工夫を続けてこられた患者さんの努力が、本当に素晴らしかったですし、私自身も、とても勉強になりました。
「減塩が気になるけれど、何から始めたらいいのか分からない」
そんなふうに感じている方にとって、今回のお話が何かの参考になっていたらうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます♬


